体の痛む部分を強い力で揉んだり押したりし、ときにはバキボキ音がするような矯正を行う。「整体」というと、そんなパワフルな矯正治療をイメージする方が多いのではないでしょうか?
もちろんそうした手法もありますが、実際は優しくなでて筋肉をほぐしたり、関節のゆがみを正して体全体の姿勢を整えるなど、その手法は様々です。本来、整体の目的は痛みや体調不良の根本の原因を探り、それを改善すること。
それによって、人間が本来持っている自然治癒力を高め、症状を取り除くという考え方がベースになっています。そのため、症状の原因によって、治療の方法も違ってくるものなのです。
こうした治療によって、ときには医術でも治せない症状を改善できることが、整体の特徴といえます。私が受講している学校の卒業生の中にも、病院より頼りにされている方が数多くいるとのこと。私も早くそのようになりたいと、希望をふくらませる毎日です。
さて、先ほど「様々な手法がある」と書きました。ですが実際のところ、優しくなでたり揺らしたりといったソフトな整体は、これまであまり知られていなかったのも事実です。それがなぜ、近年になって注目されるようになってきたのか。
その理由は、整体が性別や年齢を問わず広く受けられるようになり、治療のニーズも多様化してきたからではないかと、私は考えています。要するに、会社帰りのサラリーマンには弱った内臓を癒やし、若い女性には全身を優しくケアする、というように治療を受ける側の好みやニーズも多様化してきたというわけです。
だからこそ、私たちのような女性の整体師の需要も高まってくるに違いない。私は同じクラスの女性たちと、よくそう話しています。